某テナントの3ヵ所目の雨漏りは室外から室内にパイプを通してるパイプ貫通穴でした。
本来は、パイプと穴の隙間をしっかり埋めて、雨水などが室内に入らないようにする必要があります。
施工不良の内容としては
穴のサイズが大きすぎた:パイプに対して穴が大きすぎると、隙間ができてしまいます。
コーキングの不足:隙間を埋めるコーキングという防水材が、とても薄く塗られていました。
バックアップ材の不適切な使用:隙間を埋めるためにバックアップ材が詰められていましたが、適切な防水処理がされていませんでした。
上記の施工不良により、雨水がパイプと穴の隙間から建物内部に侵入しました。


補修内容
古いコーキングとバックアップ材の除去:古いものを取り除き、新しいコーキングが密着するようにしました。
清掃:穴の周辺をきれいにして、コーキングがしっかりくっつくようにしました。
プライマーの塗布:コーキングと壁の密着性を高める下塗り材を塗りました。
適切な量のコーキング材の充填:奥の方から隙間なくコーキングを詰め、パイプの周りも多めにコーキングしました。

雨漏りの影響は
建物の劣化:木材が腐ったり、鉄が錆びたりします。
シロアリやカビの発生:湿気を好むシロアリやカビが発生しやすくなります。
気設備の故障:漏電や火災の原因になることがあります。
気を付ける事
パイプ貫通穴の施工は、雨漏りを防ぐためにとても重要です。
適切な材料と丁寧な作業が必要です。
定期的な点検で、コーキングの劣化などがないか確認しましょう。
コーキングの量が少ないと、雨漏りの原因になります。
弊社の作業により、適切な防水処理が行われました。