ぺいんと工房の吉田です。先日、テナントの雨漏り修理のご依頼をいただき、現地調査に伺いました。
建設業界では、調査をせずに経験や勘だけで修理を行う業者もいますが、弊社ではしっかりと原因を特定し、お客様に最適な修理方法をご提案しています。
調査には費用がかかりますが、原因を特定せずに修理を行い、結果的に雨漏りが止まらなかった場合、余計な費用がかかってしまう可能性があります。
今回の現場では、散水調査を行った結果、4ヶ所の雨漏りを確認しました。
1ヶ所目は、笠木(建物の屋根の端に取り付けられた部材)の繋ぎ目からの雨漏りでした。本来であれば笠木を交換するのが確実ですが、今回は予算を考慮し、シリコンシーリングによるブリッジ工法で補修を行いました。
補修の手順
- 既存のコーキングを剥がす
- 清掃
- テープを貼る
- プライマー(接着剤)を塗布
- バックアップ材(シーリング材の厚みを調整する部材)を両脇に貼る
- シリコンシーリングを打設
コーキングは、年数が経つと弾力性がなくなり、ひび割れや剥がれが生じることがあります。そのため、定期的な点検が必要です。



